作品紹介「BURN THE WITCH」作・久保帯人

バーンザウィッチ burn the witch 今が旬な記事

名作「BLEACH」の連載終了から数年

全ての中二病たちが待ち望んだ、久保帯人の新作「BURN THE WITCH

ドラゴンと魔女、そしてロンドンの<裏側>の物語

劇場版アニメも大成功をおさめた作品のあらすじと感想をまとめました。

続編はあるのか?「BLEACH」との関係性はあるのか?についても深掘りしていきます。

※この記事にはネタバレが含まれます。苦手な方は、目次から「作品情報」、「登場人物・あらすじ」、「おわりに」を選択するとネタバレせずにこの記事を読むことができます。

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作品情報

BURN THE WITCH

タイトル:BURN THE WITCH(バーン ザ ウィッチ)
【 ☐小説 ☒漫画 ☒アニメ 】
・全5話、単行本1巻完結(season1)
・週刊少年ジャンプにて2018年33号に同誌の創刊50周年記念企画として読み切りを掲載
・2020年38号から41号までseason1を連載

・2020年3月『BLEACH20周年プロジェクト&久保帯人新作発表会』で劇場中編アニメーション制作を発表
・2020年10月全国35の劇場にて2週間の限定イベント上映

作者情報

作者:久保帯人(くぼたいと)
・代表作:「BLEACH」
・受賞歴:第50回小学館漫画賞少年向け部門インクポット賞「BLEACH」

・声の出演:ジャンプフェスタ・アニメツアー2004で公開された『BLEACH memories in the rain』では、ライオンのぬいぐるみでお馴染みの”コン”の声を務める。

・長期連載終了後、「15年も描いたんで、15年は休みたいです」と語っていたが、わずか2年後の2018年に「BURN THE WITCH」を発表

・2019年にはゲーム『新サクラ大戦』(PlayStation4)のメインキャラクターのデザインを担当

登場人物・あらすじ

登場人物

ニニー・スパンコール
表ロンドンでは人気アイドルグループ「セシルは2度死ぬ(セシル・ダイ・トゥワイス)」のリーダーをしている魔女。喜怒哀楽がはっきりした性格。後輩ののえるから”ニニーちゃん”と呼ばれていることが気に入らず、”ちゃん”付けをやめてほしいと思っている。

新橋 のえる(にいはし のえる)
表ロンドンではサウス・ブラクストン校に通う高校2年生の魔女。クールな性格。いっけん日本人のようだが、日本には行ったことも無い。ニニーからは”ニーハ”と呼ばれているが、本当は”のえるちゃん”と呼んでほしい。

バルゴ・パークス
のえるの表ロンドンでの先輩。のえるのパンツを見ようと奮闘している。アホっぽいが優しくて、極たまに男らしい一面も。愛犬のオスシちゃんを溺愛している。親友のセルビーとは付き合いが長く、のえるのことを相談する仲。

チーフ
チーフことビリー・バンクスJr。ニニーとのえるが所属する”笛吹き隊”の主任。指示を出すばかりで現場へは出向かず、頼りない雰囲気で部下のニニーとのえるから雑に扱われている。

メイシー・バルジャー
ニニーのことが大好きな、人気アイドルグループ「セシルは2度死ぬ(セシル・ダイ・トゥワイス)」の元メンバー。おどおどした性格だが、ニニーの事となると大胆で行き過ぎた行動をとることも。

あらすじ

ロンドンにおける死因の多くは、異形の存在”ドラゴン“が関わっているとされる。
しかし、ドラゴンの姿を見ることができるのは、ロンドンの裏側『リバース・ロンドン』の住人だけ。

そのリバース・ロンドンで、ドラゴンの保護と管理を任されているのが『WB(ウイング・バインド)』という組織である。

表ロンドンでアイドルをしているニニー・スパンコールと、高校2年生の新橋のえるはWB所属の魔女。試験をパスし、ドラゴンへの直接接触が許された有資格者、魔女(ウィッチ)/魔法使い(ウィザード)である。

それ以外の一般市民がドラゴンに接触した場合、違反者は禁固100年、または死刑となる。
これが、ドラゴン管理における唯一で絶対のルールなのだ。

表ロンドンの住人バルゴ・パークスは、のえるのパンツが見たいだけのただの一般人だった。
だがある日、バルゴの愛犬オスシちゃんと親友のセルビーが『覆面竜(ディスガイザー)』だったことが判明。

【一般市民がドラゴンに接触した場合、違反者は禁固100年、または死刑となる】

無意識とはいえ、10年もドラゴンに接触してきたバルゴ。彼に下された運命は…。

そして表ロンドンでは、人気アイドルグループ「セシル・ダイ・トゥワイス」のメンバー、メイシ―・バルジャーの脱退騒動が世間を賑わせていた。

そんな中、リバースロンドンの新聞社で爆発が起こり、そこに駆け付けたニニーが見たのは、表ロンドンにいるはずのメイシ―だった。

爆発はメイシ―が起こしたのか、そして、彼女にもまたドラゴンとの関係が明かされる。

感想

全ての中二病がふるえ上がった「BLEACH」連載から20年。舞台は日本からロンドンへ、主人公は死神から魔女へ。忘れていた厨二心を、再び久保帯人先生に呼び起されました。

今作は主人公が女の子2人です。少年誌で主人公が女の子2人って珍しいですよね。
喜怒哀楽が激しいニニーちゃんはキツネ顔でアクティブな印象で、半目で描かれることが多いのえるちゃんはクールで冷静な印象を与えます。
久保先生が描く女性キャラはBLEACHの頃から大好きで、ニニーちゃんとのえるちゃんも対極的な二人ですがどちらも最高にかわいくて強い主人公です。

2人と行動を共にすることになるバルゴ君は、のえるちゃんのパンツが見たくてたまらない普通の男の子です。誰が見ても「こいつ絶対アホだな」と思わせるキャラクターですが、親友のセルビーがディスガイザーだったときは身を挺してニニーちゃんを守り、セルビーに語り掛けていました。本当にやさしい子なんだろうなと思いました。
また、1巻の最後にのえるちゃんに見せた優しいまなざしには、男らしさもあってかっこよかったです。これからも、ここぞという時のバルゴ君が見せる表情が楽しみです。

もうひとり、今後が楽しみなのが、チーフことビリー・バンクスJr.です。
頼りない印象のチーフですが、『シンデレラ』討伐では、超遠距離からの指先狙撃で一発KOしていました。
他のキャラクターは道具のようなものを使って戦っているにもかかわらず、チーフは素手で攻撃が出せる事、普段は軍手をはめて素手を隠していること、“英雄の息子”と呼ばれていた事。
謎多きチーフの素性が明らかになっていくのも楽しみですね。

「BURN THE WITCH」season1では主人公のニニーちゃんとのえるちゃんの魅力、今後の展開への伏線がふんだんに盛り込まれていました。
ニニーちゃんとのえるちゃんの生い立ち、バルゴ君の不思議な能力、チーフの素性、他にもWB最高意思決定機関『トップ・オブ・ホーンズ』の正体や『シンデレラ』以外の「童話竜(メルヒェンズ)」が登場するのも待ち遠しいです。

設定の多さから中期~長期連載になることが予想されますが、1巻扉で久保先生が“「好きなペースで漫画を描く」という長年憧れてきた生活スタイルを実現しつつあります。”と語っているので、不定期更新になるのでしょう。

待ち遠しい思いはありますが、「BLEACH」の方も何か展開がありそうな事と、漫画家という激務を考えると、久保先生の漫画をまた読めるだけでも嬉しいですね。

『BLEACH』との関係は?

BURN THE WITCH」と前作「BLEACH」の関係性ですが、これは間違いなく同じ世界線と考えて良いでしょう。

というのも、「BURN THE WITCH」で描かれていたリバースロンドンの門に『尸魂界・西梢局』との記載がありました。

「BLEACH」を知っている方ならもうお気づきでしょう。そうです、あの尸魂界(ソウル・ソサエティ)です。

そして、「BLEACH」には一度だけですが、こう記述がありました。

東梢局 十三番隊所属』

この二つからわかる事は、「BLEACH」の世界が尸魂界の東梢局、「BURN THE WITCH」の尸魂界はその西梢局という事です。二つの作品の世界は繋がっており、東側と西側の物語なのですね。

さらには、「BURN THE WITCH」読み切りエピソード#0.8の最後に、「BURN THE WITCH」の文字の中に「BLEACH」の文字が入っている事が描写されているので、二つの作品に関係性があることは間違いないでしょう。

え?「BLEACH」の文字なんて無いって?いえいえ、ありますとも。表紙をじっくり見てください。それでもわからなければ、ぜひ作品を読んでみてください。

続編は?

ここまで記事を読んで下さった方なら気がついているかもしれませんが、

続編はあります。

season2ネームが1巻最終ページに載っていました。

見開き1ページのネームから分かることは二つです。
・トップ・オブ・ホーンズの開発隊「サカ・リン(坂輪)」に会う。
・サカ・リンが開発している『空曹』と呼ばれるドラゴン移設装置が登場する。

開発隊のサカ・リンといえば、1巻のトップ・オブ・ホーンズの集まりに欠席していた人物です。
トップ・オブ・ホーンズの中で唯一、まだ姿が公開されていないキャラクターですが、名前の字面とネームの絵から察するに、車いすのようなもので生活しているのでしょう。

空曹(くうそう)』の使い方は不明ですが、ドラゴンを観察・研究する施設へ移設するためのものでしょうか。もしかしたらそこで、バルゴ君のドラゴン憑きの能力も研究するのかもしれません。

筆者の空想(空曹だけに。)はさて置き、

トップ・オブ・ホーンズのメンバーが揃うという事でとてもワクワクしております。
開発隊登場という事で、season2は物語の中核「ドラゴン」というものに深く迫った内容となる事でしょう。

おわりに

久保帯人先生の新作「BURN THE WITCH」いかがでしょうか?

女の子2人が主人公という少年誌では珍しい物語に、忘れていた厨二心を思い出すような世界観は「BURN THE WITCH」でしか味わえません。

ぜひ一度読んでみてください。

 

 

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