安いとついつい買ってしまうしいたけですが、パックのまま冷蔵庫に入れていたらカビが生えてしまったという経験がある方も多いのではないでしょうか。
今回は便利食材「しいたけ」の正しい調理・保存方法を紹介します。
☆弱点は水分!水気を拭いて乾燥させて保存
しいたけは必ず洗いましょう
見えない汚れがたくさん!?
「しいたけは洗うと風味が落ちるので、気になる汚れだけを拭き取りましょう。」
という話はよく聞きますが、しいたけは必ずよく洗うことをおすすめします。
しいたけは原木を使って自然の中で栽培しているため、目に見えない小さな土汚れやごみ、虫がついていることがあります。
菌床やハウス栽培のしいたけも例外ではありません。屋内で育てていても虫がつく可能性はゼロではないので、栽培方法に関係なく洗った方が良いと覚えておきましょう。
見たところきれいそうだからと洗わずにいると、傘の裏側などの見えない部分の汚れに気づかず食べてしまう可能性があるので、しいたけは必ず洗いましょう。
しいたけをきれいに洗う方法
基本的にはほかの食材同様、水洗いでかまいませんが、きれいに汚れや虫を落としたいという場合は塩水に浸しましょう。
塩分濃度3~5%の塩水に、3分ほど浸せばOKです。
しいたけは必ず加熱調理しましょう
しいたけに限らずキノコ類には、タンパク質分解酵素が含まれているためお腹を壊すことがあります。
このタンパク質分解酵素は80℃~100℃でなくなるので、しっかり加熱してから食べるようにしましょう。
マッシュルームも生でサラダに入っていることがありますが、他のキノコ類と同じように、火を通してから食べるようにした方が良いですよ。
しいたけ保存の鉄則【乾燥】
しいたけの保存方法で覚えていてほしいのは、
水分は弱点!乾燥させて保存する
ということです。
しいたけは湿度の高い環境で育つので水分に弱いという印象は薄いかもしれませんが、保存という観点においては湿気は大敵です。
しいたけを洗ったら水分をしっかり拭き取り、乾かしてから保存するようにしましょう。
しいたけの冷蔵保存方法:~1週間
冷蔵庫のなかは乾燥しているのでしいたけの保存には適した環境なのですが、より鮮度を保つためにはキッチンペーパーを使いましょう。
洗って乾かしたしいたけをキッチンペーパーで包み、頭を下にしてポリ袋に入れて保存します。
こうすることでキッチンペーパーがしいたけに残った水分を吸収してくれるので、より鮮度を保ちやすくなるのです。
ポイントは頭を下にすることです。頭を上に向けて保存してしまうと、胞子が落ちて傷みやすくなってしまうため、頭を下に向けてください。
しいたけの冷凍保存方法:~1か月
すぐに食べない場合は冷凍してしまいましょう。
洗って水気を拭いたら、かさ・軸・いしづきに分けます。かさはもちろんのこと、軸も美味しく食べられるのでラップやジッパー付き保存袋に入れて冷凍保存しましょう。
かさは調理しやすいように薄切りにしてから保存するのが便利ですが、丸ごとラップに包んで保存することもできます。
解凍するときは1~2分で包丁が入るようになるので、用途が決まっていない場合は丸ごと冷凍も良いですね。
しいたけなどのキノコ類は冷凍すると細胞膜が破れやすくなり、うまみ成分が出やすくなります。なので、買ったその日に食べる分以外は一度冷凍してから食べることをオススメします。
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