漫画・アニメで学ぶ【神話】の世界「終末のワルキューレ」Part1

終末のワルキューレ 元ネタ 神話 まとめ記事

「アニメや漫画はただの娯楽。」

そう言われていたのは、いつの時代でしょうか。
今や日本の誇るべき文化となったアニメ・漫画は当然のように高いクオリティーが求められ、それを満たすために綿密な背景設定は欠かせません。そして、設定づくりに必要不可欠なのは、徹底したリサーチです。

そう、一概にアニメ・漫画と言えど、そこから読み取れる情報は膨大であり、一分野の教材にも成り得る作品は多くあります。

そんなアニメや漫画を通して、教養を身に着けようと始まったのがこの「漫画・アニメで学ぶ」シリーズです。
なお、漫画、アニメの内容に関しては考察が含まれますが、この記事は学びのお手伝いをするものなので、制作側の意図とは異なる部分もありますがご了承ください。

記念すべき第1回目、皆さんに学んでほしいのは「神話」です。教材とするのは最近待望のアニメ化を果たした、神VS人間のバトルを描いた作品「終末のワルキューレ」です。

この記事を読むだけで、明日からのヲタクトークが一味違うものになるかも!?

<漫画・アニメで学ぶシリーズ>
目的:アニメや漫画を通して教養を身に着けよう
目標:知的なヲタク
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「終末のワルキューレ」あらすじ

700万年続く人類の歴史が終わりを迎えようとしている。核戦争や隕石の衝突、地球外生命体の侵略ではなく、他ならぬ人類を創った”神”によって。

1000年に一度、全世界の神々が集結し、人類の存亡を決定する会議にて、神は人類に「終末」を与えようとしていた。そこで提案を掲げたのはワルキューレ13姉妹の長姉ブリュンヒルデであった。

神VS人類の最終闘争法=ラグナロク法

神と人間、選ばれし13対13でタイマンを行い、先に7勝した方が勝利となる。
人類が7敗した時点で「終末」が決定。勝利した場合は1000年の「生存」が許可される。

しかし、人間が神に勝つことなど絶対不可能であるため、この法は神々の戯れ同然であった。

人類は圧倒的な力を破り、「生存」を手に入れることができるのか!?
神VS人類の最終闘争が今、始まる。

ワルキューレと人間、そしてラグナロク

「終末のワルキューレ」の最重要キャラクターであるワルキューレ13姉妹。神々に抗い、人間の肩を持つ彼女たちは何者なのか。

ワルキューレとは?13姉妹なの?

北欧神話に登場するワルキューレは「戦死者を選ぶ女」という意味があります。英語ではヴァルキリーとも呼ばれる彼女たちは特定の人数は伝えられておらず、諸説ある中でも彼女たちを有名にした「ニーベルングの指環」では9人のワルキューレが登場しています。

「終末のワルキューレ」では13姉妹が登場していますので、特定の伝承を基にしたというよりは、人間の神器となり身をささげるために、戦士の数13という人数に合わせたのでしょう。

ワルキューレと人間の関係

ワルキューレはその名が意味する通り、名誉の戦士を遂げた人間をヴァルハラへ連れていく役目があります。ヴァルハラに連れてこられた人間は再び命を与えられ、ラグナロクで神々側の戦士エインヘリヤルとして戦います。

ワルキューレがラグナロクに備え、戦死した者の中から強力な人間を選ぶという点は「終末のワルキューレ」でも似ていますね。

しかし、北欧神話におけるラグナロクとは、神々と巨人、怪物の最終戦争・終末の日を意味し、人間は神々の兵とされていました。
神VS人類の最終闘争=ラグナロクというのは「終末のワルキューレ」オリジナルの設定です。

ヴァルハラ
北欧神話では、世界はユグドラシルと呼ばれる巨大な木の上に存在しており、その最上層に神や妖精が住む世界があったとされている。
「終末のワルキューレ」でも「ヴァルハラ闘技場」や「ヴァルハラ評議会」と度々名前が登場している。

 

雷神トール

「終末のワルキューレ」において、ラグナロク第一回戦で三国志最強の英雄、呂布奉先と戦ったトール神。他の神々から一目を置かれる存在のトールとは何者なのか。

トール神とは?

北欧神話において雷神として知られているトールは、筋骨隆々で怒りっぽい性格だと言われております。戦いにおける実力は北欧神話最強ですが、父であるオーディンの方がより戦争に適していることから、地位は2番目となっています。

「終末のワルキューレ」に登場するトール神も鍛え上げた体が特徴的ですが、怒り狂う姿とは程遠く、どこか脱力気味な姿で描かれています。神話の姿とは違いますが、それもまた他の神々が及ばぬ存在であることを想起させて、最強トール神の強さが表現されていますね。

ソーとトール
マーベルシリーズの「マイティ・ソー」に登場するソーはトール神のこと。
トール(Thor)の英語読みがソーである。

神器ミョルニル

「終末のワルキューレ」でトールが使用している槌ミョンニルは北欧神話にも登場します。

トールと並んで北欧神話で主役的存在のロキが、ある時、いたずら心からトールの妻シヴの髪を切ってしまいます。激怒したトールから許しを得るために贈ったものの一つが鉄の槌ミョンニルでした。

ミョンニルがあってこそトールは最強となった、と言っても過言ではない位、ミョンニルは最強の武器となります。北欧神話でこれの一撃を受けて生き延びたのは、ラグナロクでトールを敗ったヨルムンガンド、ロキの息子だけでした。

この話を知ると、「終末のワルキューレ」ラグナロクでトールのミョンニルを何度受けても倒れなかった呂布奉先との戦いが、いかにトールにとって楽しかったかが分かりますね。

おわりに

今回は「終末のワルキューレ」を教材に北欧神話について学びました。次回はゼウスやポセイドンといった、ギリシャ神話の神々について学んでいきます。お楽しみに!
【Part2に進む:漫画・アニメで学ぶ【神話】の世界「終末のワルキューレ」Part2

★ワルキューレ(ヴァルキリー)=戦死者を選ぶ女
「ニーベルングの指環」では、9人のワルキューレが伝承されている。
★ラグナロク=神々と巨人、怪物の最終戦争・終末の日
ワルキューレによってヴァルハラに連れてこられた人間はラグナロクで神々の兵として戦う
★雷神トール
戦いにおける実力は北欧神話最強。地位は父であるオーディンに次ぐ2番目。
槌ミョンニルを使い、ラグナロクでヨルムンガンドに敗れるまでは、この一撃を受けて生き延びた者はいなかった。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。このブログでは、小説、映画、漫画、アニメといった皆さんのくらしを豊かにするコンテンツを紹介しています。少しでも参考になったら幸いです。

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