「なんでか目をひく。なんだか気になる。」
そんな存在、あなたの周りにもいませんか?
今回紹介するのは、ミステリアスな魅力をもつ男子高校生を中心にしたお話「夢中さ、きみに。」です。
※この記事にはネタバレが含まれませんので、安心して読むことができます。
作品情報
夢中さ、きみに。
タイトル:夢中さ、きみに。(むちゅうさきみに)
【 ☐小説 ☒漫画 ☐アニメ 】
・全8話、単行本全1巻完結(2021年7月現在)
・2019年2月「コミティア127」にて発表された同人誌および、ウェブサイト作品に描きおろしを加えた一冊。
・2020年第23回文化庁メディア芸術祭 マンガ部門 新人賞を受賞
・2020年第24回手塚治虫文化賞 短編賞を受賞
著者:和山やま(わやまやま)
・代表作:「女の園の星」「カラオケ行こ!」
・受賞歴:マンガ大賞2021第7位、他多数の賞を受賞「女の園の星」
マンガ大賞2021第3位「カラオケ行こ!」
登場人物
- 林 美良(はやし みよし)・・・単行本前半4話の主人公。中高一貫の男子校に通う高校2年生。ミステリアスな雰囲気を纏い、日々、無駄な事に精を出して暇をつぶすのに忙しい。
- 二階堂 明(にかいどう あきら)・・・単行本後半4話の主人公で高校2年生。不気味なオーラを醸しだし、学校では忌み嫌われている。あらゆる憶測や噂が広まり、都市伝説化している。
あらすじ(前半4話)
かわいい人
体育祭の借り物競争で『かわいい人』というお題でテキトーに林を借りた江間(えま)。それ以来、事あるごとに「僕かわいい?」と絡んでくる林。
1ミクロンもかわいくない林だが、ある日突然、パンダの着ぐるみで江間の家にやって来て、、、
友達になってくれませんか
本好きの女子高生・松屋めぐみは、SNSで出会った同じ本を好きだという”仮釈放さんのことが気になる。
ある日街で、偶然にも仮釈放さんと思われる人物(林)を見かける。「友達になってくれませんか?」と言う松屋めぐみに返した林のセリフは、、、
描く派
中高一貫の男子校で美術部員をしている中等部3年の小松豊は、賞に応募する絵のモデルを探していた。
そんなある日、自分のキャンバスで干し芋を作っている林に目を付けた小松は、キャンバスと引き換えに絵のモデルになってほしいと申し出る。
走れ山田!
不良の先輩から毎日パシられている山田章太郎と、それをいつも遠くから眺めている林。
いつものように昼食のパシリをしていた山田に思いもよらぬ助け舟が!?
反撃だ!走れ山田!
あらすじ(後半4話)
うしろの二階堂
高校2年生になった目高優一(めだか ゆういち)のうしろの席は、学校で忌み嫌われている二階堂明。思い切って話しかけてみたりしたが、上手くはいかない。
そんなある日、小学校の同級生・佐藤みのると偶然再会する。
二階堂と中学が一緒だったという彼女から聞いた“二階堂の本当の顔”とは!?
おまけの二階堂
高校2年生になった二階堂明。さっそく前の席の人に絡まれて憂鬱。
ひょんな事をきっかけに、入学式で出会った”師匠“の存在を思い出す。
『うしろの二階堂』の二階堂サイドのお話。
うしろの二階堂 怒りの授業編
二階堂の本当の顔を知った目高は、今日も二階堂の笑顔が見たい。
授業中に笑顔を引き出そうとする目高だったが、二階堂の反応は!?
うしろの二階堂 恐怖の修学旅行編
修学旅行で目高と同じ班になった二階堂であったが、周りに気をつかい個人行動をすることに。
宿泊のホテルに戻りソフトクリームを食べていたら女子に絡まれ、おまけに怪談大会に参加することになってしまう。
そこでホテルにお化けが出るとの噂を聞き、、、
おわりに
マンガ大賞2021に2作品がノミネートされた注目の漫画家・和山やまさんの代表作「夢中さ、きみに。」
不思議な魅力をもつ2人の高校生に、あなたもきっと心を奪われるはず!和山ワールドの原点をご堪能あれ!
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