作品紹介「よふかしのうた」作・コトヤマ

yohukasinouta よふかしのうた 今が旬な記事

みなさんは夜、眠れていますか?

もともと眠りに悩みがある方も、最近蒸し暑くて寝つきが悪いという方も、無理に寝ようとしなくていいのです。夜というのは自由で、そこには、あなたがまだ知らない世界が広がっているかもしれません。眠れないのなら、いっそ夜を楽しみませんか?

今回ご紹介するのは、夜に生きたい少年が、吸血鬼に恋をするための物語「よふかしのうたです。
さあ、今日という日に満足できるまで、夜ふかししてみましょう。

※この記事にはネタバレが含まれます。苦手な方は、目次から「作品情報」、「登場人物・あらすじ」、「おわりに」を選択するとネタバレせずにこの記事を読むことができます。

スポンサーリンク

作品情報

よふかしのうた


タイトル:よふかしのうた 【 ☐小説 ☒漫画 ☐アニメ 】
・単行本既刊8巻(2021年7月現在)
・少年サンデーにて2019年8月から連載中。
・連載担当は原俊介。

著者:コトヤマ
・代表作「だがしかし」
・受賞歴:2013年まんがカレッジ佳作受賞「アズマ」

登場人物・あらすじ

登場人物

  • 夜守コウ(やもり こう)・・・中学2年生(14)。恋愛とかまだよくわからない。女子は苦手。血が美味い。特技は寝たふり。
  • 七草ナズナ(ななくさ なずな)・・・吸血鬼。下ネタ大好き。恋バナは苦手。自由奔放な性格でビールが好き。
  • 朝井アキラ(あさい あきら)・・・コウの幼馴染で同じ団地に住んでいる。早寝早起き。
  • 夕真昼(せき まひる)・・・コウとアキラの幼馴染。誰からも信頼される愛されキャラで、コウの憧れの存在。
  • 桔梗セリ(ききょう せり)・・・吸血鬼。ナズナとは仲が悪い(?)。恋愛マスター。女子高生の格好をしているのは「モテる」から。

あらすじ

中学2年生の夜守コウは、順調な学校生活を送っていたが、些細なことをきっかけに、何もかもが嫌になり学校に行かなくなった。不登校が続き夜も眠れなくなったコウは、ある夜、初めて誰にも言わずに外に出る。

夜の自由さを知ったコウは、夜こそが自分の居場所だと確信するが、一方で、夜は寝なければいけないという現実を噛み締める。

そんなコウの前に突然あらわれた美少女は言う。
人はなぜ夜ふかしをすると思う? 今日という日に満足していないからだ。
今日に満足できるまで 夜ふかししてみろよ。
その少女は、夜の住人・吸血鬼であった。

「夜」を知り、元の生活に戻ってしまう事は避けたいコウは、七草ナズナと名乗るその少女に、自分を吸血鬼にしてほしいと頼む。
ところが、吸血鬼になるにはある条件が必要だった。それは、”吸血鬼に恋をすること”!?

これは、恋を知らない少年が、「恋」が苦手な吸血鬼に恋をするための物語である。

ストーリー

コウとナズナ

吸血鬼にとって人間は、子孫繁栄のために血を吸い、眷属とするもの。
しかし、七草ナズナにとっての吸血行為はただの食事で、一向に眷属を作ろうとしないナズナを良く思わない吸血鬼は多い。

人間・夜守コウもまた、吸血鬼になりたい、そのためにナズナに恋をする、という周りからは理解しがたい夢がある。

ナズナはコウの血を吸うために、コウはナズナに恋をするために、ふたりは共に夜ふかしを楽しむようになる。

2人の間にまだ恋愛感情はないが、友情は少しずつ、そして着実に恋情へと変わりつつあるように思える。

コウから人間の友だち朝井アキラを紹介された時には、すねた態度をとるナズナ。コウもまた、ナズナがナイトプールでナンパされるのを見て、「嫌だ」と感じていた。

ふたりが見せる感情はまるで、特別な相手を想ってのものに見えるが、それはまだ恋に似たなにかであった。

その後、何度も恋と思われる感情が芽生えるが、なかなか吸血鬼になれないコウ
ナズナに恋をし、吸血鬼になる夢を叶えることはできるのか!?

吸血鬼と眷属

吸血鬼にとっての吸血行為は、「食事」と「眷属」を増やすためのもの。
そして、眷属にする気がないならば「食事」、つまり、血を吸い尽くして殺すのだ。

眷属を作ろうとしないナズナの他に、ひとり、この決まりに苦しむ吸血鬼がいた。
桔梗セリ。ナズナの代わりにコウを殺そうとしたセリだが、彼女にもまた、特別に想う人間がいた。

セリが”あっくん“と呼ぶその青年、秋山は、自分の他にもたくさんの男からモテているセリを前に、メンヘラ化してしまった。

メンヘラを鬱陶しく思い、秋山を殺して全て無かった事にしようとするセリを、コウとナズナが止める。ナズナはセリに問う。なんで今回に限って殺そうとしたのか

ふたりの出会いは、秋山が彼女に振られ、酒に酔って転んだところに声をかけたのがセリだった。
恋に盲目な男たちの相手をすることに飽き、恋愛に疲れ始めていたセリは、「恋愛感情なんてひとときの脳のバグでしかない」と語る秋山に興味を持つ。
セリは秋山を眷属にする気は無く、友人として度々会っていたが、惚れさせる術を身につけてきた吸血鬼セリは、無意識にモテ術を使ってしまう。そして秋山の方もまた、どんどん「盲目」になり、メンヘラ化してしまった。

吸血鬼と人間で友達は成り立たないと改めて感じたセリは、自分が吸血鬼であることを明かし、絶縁を提案する。そこでセリの本当の気持ちを察したコウは、彼女の背中をおす。

コウとナズナのような関係は異例だと、改めて別れを告げようとするセリだったが、止まらない涙とともに「友達やめたくない」と本心をこぼす。そんなセリの姿に秋山はある決心をする。
あなたの眷属にしてください

秋山の手首に噛み付くセリ。
吸血鬼になった秋山。
形は変わったが、ふたりの関係はこれからもつづく。

夜守コウの数少ない友達

中学校でうまくやっていたコウだったが、友達と呼べる人間はいなかった。
唯一、自分を友達だと思ってくれているのが、幼馴染の朝井アキラと夕真昼であった。
2人もまた、学校では優等生として知られていたが、どこかすっきりとしない気持ちでいた。

朝井アキラは学校から帰宅すると、制服を脱ぎ、今日という日に終わりを告げる。寝る準備をし、明日の用意を済ませると、8時に就寝する。そして明朝、目が覚める。という生活を送っていた。

朝の4時、コウにとっては深夜、アキラにとっては明朝の時間に2人は再開する。中学に入り疎遠になっていたが、この日を境に2人はまた度々会うようになる。

学校に来るように誘うアキラに、コウは吸血鬼になりたい夢があると伝える。
最初は戸惑うアキラであったが、学校で見かける「どこか無理している」コウとは違い、晴れやかな表情の彼を見て、「夢が見つかって良かったね」と、心からの祝福を送る。

夕真昼。文武両道で誰からも愛されるキャラ。そして、家が花屋という完璧な彼は、コウにとって憧れの存在であった。

ある夜、コウとアキラを急に呼び出したマヒルは2人に遊ぼうと言う。「友達だから。」と。友達が多いマヒルにとっても、コウたちは特別だったのだ。

夜の学校に忍び込む3人。学校の七不思議を追いながら、小学校ぶりに笑い合う彼らが最後に向かったのはある教室だった。そこにいたのは10年前に失踪し、学校の七不思議、9つ目(?)となっていた元男性教諭だった。

コウたちを見つけると、突然、アキラに飛びかかる元男性教諭。男は吸血鬼となっていた。
2人の反応から、「吸血鬼」を知らないのは自分だけだと悟ったマヒル。

恐ろしい吸血鬼の姿を目撃した後日、コウの夢が吸血鬼になることだと知ったマヒルはコウに問う。
お前、吸血鬼になって何がしたいんだ?

吸血鬼になる理由を改めて聞かれたコウは、戸惑い、すぐに答えることができなかった。。。

おわりに

恋を知らない中学生のコウと、吸血鬼でありながら恋愛が苦手なナズナ。
2人の関係は今後どう変わっていくのか?そして、コウはナズナに恋をし、吸血鬼になることができるのか?

彼らと彼らの周りで起こる、人間と吸血鬼が織りなす夜ふかしラプソディー。眠れない夜のお供にいかがですか?

 

♦女性の恋愛事情はattra

コメント

タイトルとURLをコピーしました